| 丸くて、カワイくて、ちょっとコワイ?あのキャラクターたちが生まれた場所。 |
もしも、「村上隆」の名前にピンとこかったとしても、
丸くてカラフルなキャラクターを、一度は目にしたことがあるだろう。あるいは、六本木ヒルズやルイ・ヴィトンのデザインを手がけたアーティストとして知っている人も多いはずだ。最近では、東京MX(テレビ局)のキャラクターを目にした人もいるだろう。
そんな、日本が世界に誇る代表的なアーティスト・村上隆さん率いる
有限会社カイカイキキは、
村上作品のプロデュースをはじめ、若手アーティストの育成、
展示会のプロデュースなど、文字どおり、さまざまな活動を展開している。
「現在はここ(元麻布)のほかに、朝霞(埼玉県)にアトリエと、ニューヨークにオフィスがあります。作品制作、プロデュースなどのほか、アーティストと画商、美術館、メーカーとをつなぐエージェンシー業務が主な仕事です。
漫画の編集や出版社さんみたいな仕事だと思っているんだけど。」
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「カイカイキキは作品管理が徹底しています。
著作権の保護テリトリーの設定に注力しています。
作家にもブランドって必要なんです。
人生を賭けて造る作品を
より効果的に社会へ発信するために時代に合わせたプレゼンテーションを
心掛けています。」
アートをビジネスとして捉えているようにも感じるが、そうではなく、「作品の価値を上げる」ことに重きをおいている。
それは「傑作を二束三文で売らないため」だという。
作品に対する愛と、創り手に対する敬意が伺える。
「“自分が傑作だ!”と思えば、それが傑作。他の人の評価は関係ありません」
新オフィスは、六本木ヒルズからもほど近い、都心のオアシス。
移転したばかりのオフィスは、有栖川宮記念公園からほど近く、都心とは思えないほど閑静な場所だ。
真新しいオフィスは、全体的に白を基調とした内装でまとめられ、
大きな窓から入る光によって、さらに広々と感じる。
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この建物の2フロアがカイカイキキ社のオフィスである。
今秋には地下1階にギャラリーをオープンする予定だ。
元麻布のオフィスは、マネジメント、アニメーションスタジオ、グッズ・デザイン制作管理、WEB管理、
そして広報や経理、総務に携わるスタッフが働いている。
大きなペィンティングや立体物の制作は朝霞のアトリエで行う。
スタッフの平均年齢は20代半ば。一見して、若く個性的な“集団”である。
カイカイキキ社のスタッフについて、村上さんの思うところはこうだ。
「“光るセンス”みたいなものは必要ありません。むしろ、基本がキッチリできた人が良い。
ここ(カイカイキキ)で2〜3年修業するようなつもりで頑張れる人がいいですね」 |
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美味しいものがたくさんある日本。そこに暮らす日本人には芸術の遺伝子がある。
最後に、カイカイキキ社の目指すところについて、村上さんに尋ねた。
「食文化の発達しているところは、芸術面も優れていると思うんです。
イタリアにしても、中国にしても、フランスにしても。
日本もその例外ではない。これらの国の人は、“芸術の遺伝子”を持っているに違いないと思います。
カイカイキキは、この、“遺伝子としての芸術”を世界に送り出す集団でありたいと考えています」 |
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